安史の乱
…「安 禄山と史 思明による反乱」。
cf. 安も史も中央アジアのイラン系ソグド人の出身をあらわす名。史 思明は安 禄山の
部下。どちらも末子を溺愛して、邪魔者にした長子に殺されている。
安 禄山(あんろくざん)
…「英雄」「光」。
cf. 姓の安は、安息=パルティア王国のこと?
安息は、ペルシア語で「英雄」を意味するアルシャクに由来する王朝名アルサケス
朝(パルティア王国)が、中国で音訳されたもの。
名前の禄山は、ソグド語の「光」(ラテン語ならルクス lux )を意味する言葉を音
訳したものとされる。アレクサンドロスの愛したイラン人女性ロクサーヌ(「光子」
の意味)にちなむ?
本名は軋 犖山(れきらくさん)。父は突厥の武将で、イラン系ソグド人。母はト
ルコ系突厥人。
史 思明(ししめい)
cf. 安史の乱の「史」に当たる。「安」は安 禄山で、史 思明はその武将。